ゆいちろさんのひとりごと 転勤を理由に…
先日クロージングした案件なのですが、「相変わらずどこの金融機関もこんなもんかー」と感じたことをお話しします。
3月初旬、クライアントの資金調達のお手伝いで、とある金融機関を訪問しました。支店長、次長が同席し、月末までの取り組みをお願いし、快諾を得たところでした。
3月中旬になり、必要書類が不足しているとの一報があり、「ん?今頃?」と思いつつ、書類を提出。「間に合うのかな?」との思いから、再度面談を申し入れ、こちらから「書類が不足していたのは事実です。月末間に合わなくても4月10日の決済には間に合わせていただきたい」と伝え、「わかりました」との回答。
4月になり、クライアントの社長に連絡したところ「何も連絡がない」と焦っている様子。「社長ものんびり構えずに、プレッシャーかけなきゃ!」といったものの、「支店長と次長が転勤したらしくて…」
「なるほどこれは…」と思い、挨拶するという名目で支店長に面談。すると…
「いやー、引継ぎは受けてましたよ。月末までには間に合いますから(はははははー)」
ちょっと待て…思わずキレそうになる自分がそこにいました。
「あの、この案件は3月初旬から相談して前任者お二人からご快諾いただいた案件で、申し訳ないけど相当時間がたってから、若い担当者から書類が不足です、と言われ、本当はその時の対応が遅いと言いたいところ、お願いしている立場から我慢したんですよ?その後最悪でも4月10日の決済に間に合わせたいとお願いし、了解を得ていたものなんです!」と、多少まくしたて気味に話してしまいました。
すると「引継ぎにはそんなことありませんでした。転勤でバタバタしてしまい、申し訳ありません。。。至急対応するよう指示いたします」と、平身低頭。
結果4月の月末1週間前に決裁が下り、事なきを得たわけですが…
転勤はそちらの都合。お客様には関係ないこと。そんなことがわからない金融マンが多すぎる。
これをお読みになった方には、人事異動のために忙しいと話す金融マンがいたら、「こいつ無能だな」と思って間違いないと思います。そして、それを理由にあーだこーだ言われたら、勇気をもって伝えましょう。
「人事異動はウチには関係ないでしょ?」…と。
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