ゆいちろさんのひとりごと ~被災地を訪れて~
今日明日と岩手県沿岸に出張しております。
現場を見れば見るほど、復興って難しいんだなと痛感させられます。
そんな中、公的ファンドに債権を売却され、事業の再建に取り組んでいる経営者とお話しできました。
その方の自分自身の復興は「自宅を持つこと」
しかし、現状で住宅ローンを組もうとすると、公的ファンドに移った債権の返済を始めなければならなくなると、銀行に言われたとのこと。
・・・何のための復興ファンドなのでしょう?
金融機関は支援に前向きであり、自宅を持つことで支援完了との意識は共有してくれているようなのですが、限られた商圏で、精いっぱい、それこそ身を削って毎日事業に真摯に取り組んでいるのに、それでも背負っているものが軽くなることはないという現実。
被災地で開催されるセミナーなどで、「前向きに、意識を高く」ということをよく聞きます。
でも、ほとんどの被災地事業者は、毎日を精いっぱい生きていくことを考えている、これが現実。
それに対する明確な答えを出せていない弊社。
なんだかなー。。。
自分の考えが偏っているのかもしれません。
そんなことを考えながら、もやもやして明日も被災地で取材します。
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